ゴーギャン展観てきたよ

あまり予備知識もなしにゴーギャン展@国立現代美術館に行ってきたよ。
俺のゴーギャンのイメージといえば『ジョジョの奇妙な冒険』の奇抜な色使いのもとになっとのと
『月と六ペンス』の画家のモデルになったことくらいか。(このイメージは当てにならないっぽいが)


感じたことをいくつか。あくまで覚え書き。
・背景の絵筆の流れと構図
  絵によってタッチが違うんだけどいくつかの絵は部分々々で筆の流れが一定になっている。
  それがぶつかったり、一点の注ぎ込んだり、画面の外に出て還流してきたりして構図に緊張感を出しているように思う。
  こういう絵筆の流れは写真で見るといまいち解りにくい気がする。
・色について
  目立つ色を使い倒しているし、対立する色もおいてあるはずなのにあまりうるさく感じない。
  これだとモネとかのほうがうるさく感じる。他の人がどう感じるかは知らない。
  なんでだろ?
・人体の形について
  デッサンの正確さを追求するとどうも骨の感じになるけどこれは肉の感じだよね。独特のエロス。
・時間について
  いくつの型があると思う。
  独特の時間の対立がある絵のグループ。
  過ぎ去っていく時間、社会の中の時間。それに対して、一瞬の中のそれ故に永遠の時間、個人の実存としての時間。
  その二つが対立としてあって、それによって絵の中心に描かれた人物が浮き騰がってくる感じ
  何を言っているかわからねーと思うが、俺も自分が何言っているかさっぱりわからねー。
  もうひとつは神話的な時間の流れ方のグループ。
  これはなんというか言葉の表現が見当たらない。過去でもないただ神話的。

とにかくこの時間的な感覚は衝撃的だった。


おまけ
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