マンガ雑誌の電子配信はレンタル方式にするべきじゃないかな。

日本の電子書籍キラーコンテンツってやっぱりマンガなんだろうけど、
ビジネスモデルが特殊なんでマンガ雑誌電子書籍として売ってしまうことには
出版社は抵抗があるのじゃないかな。


マンガは雑誌と単行本の二段構えで収益をあげているわけだけど、
それが可能なのは、雑誌がある意味不便だからだと思う。
嵩張るし、印刷の質は悪い。
一つのシリーズを続けて読むには大量の雑誌を取っておき
一話毎に目次から目当ての作品を探さなければならない。
これなら、一つのシリーズを続けて読もうとするなら単行本を買うだろう。


ところが電子配信だと、この不便がなくなってしまう。
この不便をわざわざ残しておくようなら、誰が電子配信でマンガ雑誌を買うだろう。
単行本が売れなければ、現状では漫画家の生活は成り立たない。(参考)


そこで、マンガ雑誌のレンタル制を考えてみる。
ソニーリーダーは米国の図書館でレンタルを行っているので、技術的に可能だと思う。)
週刊誌なら、たとえば二週間くらいの期限にして、雑誌と同程度の値段にする。
アクセスポイントは首都圏の駅構内のwifiを使わせてもらえば需要はあると思う。
ただし、同じ値段で消えてなくなってしまうとすると、損をしたと感じる人も出てくると思う。
(実際のところ、首都圏の駅で買われるマンガ雑誌を取っておく読者は少数だと思うけど)
そこを補うために単行本に使えるクーポンを付けておく。
そうすれば、単行本を買うインセンティブにつながるし、
読者に損をしたと感じさせないでお金を使わせることができると思う。