政府紙幣ってなんだろう

政府ではなく民間や個人からみた政府紙幣って結局なんだろう。


利子のない国債と同じだとみると、利子のある通常の国債より政府紙幣を選択するメリットはあるのかな?
どうせ持ってるだけなら利子がついた方がいいよね。


紙幣としてみると、日本銀行券と比べて便利なことがあるのかな?
いざ使うにしても自動販売機で使えないし、絶対今までの紙幣の方が便利だよね。


結局、僕たちは口で偉そうな御託を述べたって
最後は利益や利便性が(少なくともある程度は)判断の基準なのだから
明確にそれが見えないとなかなか流通しそうにないよね。


僕個人としては、政府紙幣に本音では賛成なんだ。
20%の失業率になるくらいなら、10%のインフレを我慢した方がましだと思う。
でも、うまくいく算段がないと諸手を上げて賛成しにくいよね。


結局、これはもう無理矢理にでも流通させるしかないよね。
だったら定額給付金政府紙幣で行うべきだと思うんだ。
普段もらったり、使ったりしているお金が突然見たことのないものに化けたら戸惑うけど
振ってわいた話ならそんなもんかもと受け取るよね。


僕は政府紙幣を発行しようとする人たちから本気を感じないんだ。
こんな普通の人々が得体の知れないと感じるものを流通させるには強引さが足りない。
日銀に対するブラフかも知れない。
でもプレフなればこそ、相手を恐怖させるほどの執念が必要だと思うんだ。
「だからもうベーシックインカムを制度として導入してそれを政府紙幣で行うことを検討する」
くらいのことは言っちゃってもいいと思うんだ。