中国は五輪後不況に突入するか。

先日祖母の法事で親戚で集まったおりに表題の話題があがったのですが、皆は不況になると考えていたようですが、私としてはもやもやとした違和感がありました。その場の雰囲気と私の考えがまとまっていなかったので反論はしなかったのですが、
こっそり放置運営しているブログなので思うことを書いてみることにします。

まず、よく挙げられる株価の急騰です。中国の市場は形式的に民営化された資金調達の場として開設されましたが、実際の資金調達は銀行による融資によって行われているようです。従って民営化され企業の株を放出する必要がないのでほとんどは国が保有し残りの株に需要が殺到しているため急騰している状況です。流動性リスクとか考えると機関投資家はまず手を出さないでしょうから主なプレーヤーは個人の投資家です。ここが切れたところで元々個人消費が強い訳でもないので経済に対するインパクトはそれほどでもないでしょうし、資金調達につかわれている訳でもないので企業側もそれほど困らないかと思います。

では、銀行の融資は焦げ付かないかというと、こっちのほうがヤバいかもとか思います。横領とか激しそうですし。ただし、政局を乗り切る能力はありそうなんでなんとかなるかも。

物価の上昇にともなって安い労働力の確保が困難になってきてる件について。やすい労働力を売りにしている産業は厳しかろうと思います。そんな産業ばっかの気もしますが・・・。

弁解が苦しくなってきた。しかし、一時的な調整はあっても経済崩壊は日本やアメリカが許さないのじゃないかと思います。
日本は企業は過度に中国にのめり込んでしまっているので、早い時期に崩壊されると困るので支えに走るかもしれませんし、中国はアメリカ国債の主要な買い手なので、これを失うことを恐れるアメリカがやはり急速な経済崩壊は望もないと思います。

政治的な混乱はあるかもしれませんが、経済的な混乱は気がついたら日本国民が気づかないところでつけを払わされてたというのはありそうな話です。