オムニバス映画「ユメ十夜」を観てきましたよ

神奈川では公開している映画館が川崎の109シネマズしかないので川崎まで遠征してきました。TOHOシネマズと勘違いしていたため駅の反対方向にすすんでしたいました。正解は東芝跡地の新しくできたショッピングモールのシネコンです。普段川崎に行かないからちょっと迷ってしまいました。


今回の目当てはアニメーションダンサーTOZAWAさんが運慶に扮する第六夜と、画太郎先生脚色の第十夜です。

第六夜は高名な佛師である運慶が仁王像を彫ると聞いて見物をする話です。
映画のほとんどの時間は運慶が踊りながら仁王像を彫り、見物客が一昔前の2ちゃん語で思い思いに解説するシーンです。
まず踊りですが、大画面で観るとやはり迫力があります。カメラワークも凝っていて飽きさせませんが、パントマイム的な動きの面白さは少しわかりにくくなっているかと思います。
TOZAWAさんはあまり踊りの善し悪しに波のない人ですが、今回は相当いいです。かなりリハーサルをこなしたと思われます。
さて、2ちゃん語ですが鑑賞前はそれは駄目だろうと思っていたのですが思いのほか違和感はないです。あのようなセリフを臭さを感じさせずいえる阿部サダヲはさすがです。ただ独白というか掲示板の書き込み部分の声は受け付けませんでしたが。


第十夜です。さすが画太郎先生です。オレには画太郎先生の漫画が見えました。
画太郎先生のファンはニヤリと笑える小ネタがそこかしこにあります。松山ケンイチ本上まなみの配役もはまっています。これは何も考えずにただ笑うことをお勧めします。


で、他の話なんですが、どうも難解で理解できないものが多いです。(第三夜はわかりやすかったのですがホラーは苦手なのでパスです。)
第六夜と第十夜は文句なしに面白かったのですが*1、全体として面白かったかというと少し微妙な気もします。星三つ。

*1:とはいえ、第十夜でややグロいシーンがありましたが