beatとgroove

意識調査をしたわけではないけど、大抵のひとってbeatとgrooveの違いを気にしないようです。
私も正確な定義は知らないのでここでのお話は僕の主観によるものです。(ウィントン・マルサリスが子供向けの音楽番組でその違いを説明していたような気がするけど、もう忘れてしまいました。)
私は趣味でダンス(ほぼ自己流)を踊るのですが、その中でbeatとgrooveの違いってかなり重要な要素だと最近考えるようになりました。でも、それをうまく言葉で表現できません。このタイトルのエントリーを書こうとずっと考えていたのですけど、どうにもうまくまとまらないのです。
まあ、まとまらなくても発信する事に意義があるかもしれないのでいくつか考えていることを羅列してみます。

  • beatは誰にでも共通に感じる事ができるが、grooveは個人による感受性の差が大きい。
  • beatはgrooveがなくても存在できるが、grooveはbeatがないと存在できない。ただし、beatを最小限に抑えてもgrooveを感じさせる事はできる。私は大バッハの曲を弾くグレン・グールドのピアノ演奏に力強いbeatを感じるわけではないが圧倒されるほどのgrooveを感じる事がある。
  • grooveがないbeatは車輪がないがエンジンはある車のようなものである。(この表現はあまり適切ではないかも)
  • 私がある曲を踊りやすいと感じるかはbeatよりgrooveが重要である。ただし一般にはbeatの方が重要視されているかもしれない。
  • 私が感銘を受けるダンサーはbeatを体現するダンサーではなく、grooveを体現するダンサーである。(両方体現するダンサーが最上である。) 
  • 私がダンスにおいてリズムを感じるとき触覚(身体感覚)は決定的に重要であり、beatとgrooveは別個の感覚である。残念ながら私は現時点でこれを説明できる言葉を持たない。
  • 少し自分でも違和感があるがその触覚の違いを表現すると、beatは骨の感覚でgrooveは皮膚の感覚である。

羅列したところで訳が分かりませんね。でも、僕の中では本当にこれが重要なんです。
いつかまた何か思いついたら書き直すかもしれません。